2016年3月6日日曜日

スイスで日帰りスキー

H氏です。予てから憧れていた、スイスでスキーしてきました。


 モントルーの北側にあるLes Diableretsです。LausanneからBrig行きに30分くらい乗り、Aigleで乗り換えて+1時間くらいで着きます(計2時間程度)。電車の駅がスキー場に直結しているので、ローザンヌの駅でスキーを担いでいる人をよく見かけます。電車内では、スキー板を、自転車をのせる場所に立てかけておくことができます。スイスでは、結構気軽にスキーができ、私はポーチ一つで向かいました。スイスの電車情報はこちら
 このスキー場は無料の駐車場も完備されており、車でも来れます。スイスでは、スノータイヤを付けていないと、事故を起こした際に、どんな状況でも事故の責任が100%になるらしいので、ご注意を。

 今回は、SBBのスキーパス付きの割引券を利用しました。SBBのホームページにあるleisure&holidaysから、excursion ideaで、行きたいエリアと興味のあるイベントを選んで、searchを押せば見つかります。
 電車賃往復(2割引き)+スキーパス+スキーレンタル割引券のセットで、72フランでした。スキーパス(=一日リフト券)だけで52フランするので、かなりお得でした。ネットで予約して(当日も可)、印刷したものをチケット売り場にもっていけば、ICカードに交換してくれます。印刷しないと受け入れてもらえず、インフォメーションセンターまで戻って印刷してもらいました。

上記の割引券が適用されるレンタルショップは、inter sportのみです。私はスキー関連は何も持っていないので、Les Diableretsに着いたら、駅から出て右側にあるinter sportショップでレンタルしました。靴は預かってもらいましたが、他の荷物はポーチだけなので、背負って滑りました。
 スキー板とスキーブーツ、スキー用ズボンを一日借りて、54フランでした。ビギナー用のものにしましたが、エキスパート用はもう少し高いです。スキーウエアは普段使っているダウンで、手袋は毛糸で、帽子は友人に借りました。皆さんはちゃんと防寒具をつけてくださいね。スイスではヘルメットが主流のようです(シューマッハの事故以来)。スキーセットは、ローザンヌでレンタルすると比較的安いという情報もありますが、私は見つけられませんでした。シーズンオフでは、スキー板もスキーブーツも50フランくらいで買えるそうです。かなり安いですね。
 今日一日で使った費用は、電車賃+スキーパス+レンタルで126フランでした。近場のスキー場なので結構安いですね(ツェルマットとかは高い)。なんでも高いスイスですが、スキーに関しては、日本(夜行バス+リフト券+レンタル)と比較しても大差ないと思います。


 午前中は雪でしたが、午後は晴れました。アメリカの時と同様、コースは規制されておらず、皆ガンガン新雪に突っ込んでいきます。一応、滑って安全な場所はポールが立っているので、自己責任の範囲で滑りましょう。リフトの待ち時間はどこも0でした。最高!
 この日の雪質はとてもよかったです。奥志賀高原レベル。聞いた話では、シーズンによって雪量の大小があり、ここは3000m超えですが、雪が全くないときもあるそうです。日本から来る方は、事前にwebcomやホームページでチェックしておくといいかもしれません。
 標識はありますが、どこに出るかわかりにくいので、コースは事前にチェックしておいた方がいいかもしれません。このゲレンデでは、ほとんどのコースが日本でいう中級レベルでした(上級でも初級でもない)。携帯電話(swisscom)は、山の上でもつながりました。


 気になったのはリフト。メインのリフトは、日本と同じ座る形式の4人乗りリフトでした。しかし、それ以外の短距離リフトは、最近の日本ではあまり見られないTリフトでした(昔は結構あったみたい)。慣れるのに小一時間かかりました。
 Tリフトは、一人乗り用(写真左)と二人乗り用(写真右)があり、座るのではなく、引っ張ってもらうという形で、滑りながら登っていきます。両方ともスノーボードも可能です。
 一人乗り用は、ばねで繋がった1本の棒があり、その先に円盤が付いています。円盤を足で挟みつつ、棒を掴むと、引っ張ってくれます。二人用は、T字型の先を太ももの上くらいに当てるだけで、後は棒を掴むと、引っ張ってくれます。降りるときは、棒を離すだけです。ばねが縮んで前に飛んでいきます。簡単に離れる分、登っている間は、結構足で挟む力や手で掴む力が必要になります。スノーボードの場合、二人用のTリフトは、右写真の右の人のように、股で挟むと登りやすいです。もちろん、二人用リフトも一人で使えます。
 スイスのゲレンデでは、オフピステでも滑れる分、リフトのエリアにも人が滑ってきます。人がリフト下に転げていても、スキーを操作することでばねが伸びるので、横によけることができます。一人用の座る形式のリフトと違って、風で揺れたりしないし、恐怖感はないです。


 途中にレストランがあり、基本的にカフェがメインですが、ピザ(15CHF)とかホットドッグ(5CHF)がありました。このピザは、二人で分けれるくらいありました。ここでは、カウンターで注文したら、テーブルまで持ってきてくれました。横にはピクニックエリアが併設されており、自分でお弁当(おにぎりとかパスタとかパンとか)を持ってきて食べるのもOKです。節約できますね。 

 

 スキー後は、日本なら温泉ですが、欧米ならBARですね。コンサート付きのBARがあり、とても盛り上がってました。Aigle行きの電車が1時間に1本なので、それまで友人と飲んでました。ベルギーやフィンランドには数百mの山しかなく、ノルディックが主流のようです。イタリア、フランス、スイスはアルプスがあるので、アルペンなどが盛んらしいです。スイスもイタリアも、日本同様、山料理があるみたいです。いろんな国の人と話すと楽しいですね。
 BAR以外にも、このエリアにはマッサージやホテル、お土産ショップなどもありました。圧雪されていない場所を一日滑ったので、足がパンパン。マッサージとか・・・やりてぇ

今日一日、とても楽しかったです。

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